キバットバットⅢ世は、何百年も生きているからでしょうか、とても博識ですね。
キバットバットⅢ世がオープニングで語るトリビアの数々をご紹介します。
【第4話】
「世界で最も高価なバイオリンは、やはりイタリアの巨匠ストラディバリの物である。『ハンマー』と呼ばれる彼が作ったバイオリンは約4億円で落札された」
『ハンマー』(1707年製作)は、2006年5月16日、ニューヨークで競売にかけられ、
354万4000ドル(約3億9000万円)で落札されました。
クリスティーズによると、楽器では過去最高の落札額だそうです。落札者は明かされていません。
ヴァイオリニストの竹沢恭子が貸与を受け、使用していたこともあります。
【第5話】
「バイオリンは木でできているが、部位によって使われる木は異なる。表板には柔らかい木、側板には硬い木、そして裏板には木目模様の美しさが求められる」
バイオリンの材料として、主に、表板はスプルース(松)、裏板、側板、ネックはメイプル(楓)が使われています。指板や付属部品等エボニー、糸巻き、テールピースにツゲやローズウッドが使用されます。
【第6話】
「バイオリンの語源はラテン語のヴィチュラである。それは『喜びの女神』を意味する。つまり、バイオリンは人を喜ばせるものなのだ」
英語のviolinは、1579年にイタリアから入ってきました。イタリア語ではviolinoで、violaの縮小形です。
viola は、ラテン語vitulaが語源とされ、vitula は「弦楽器」という意味で用いられていました。
vitula は、ローマの「喜びの女神」Vitula が語源であるとされ、Vitula はラテン語動詞vitulari が語源です。vitulari は「歓喜させる」という意味です。このことから、violin は「人を歓喜させる」ものといえます。
あ~、ややこしい!
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